世界各国から、バイオ燃料に対する有望視から、昨年総額1兆円以上の投資がされている。
世界のクリーンエネルギー市場は、2015年には2545億ドル(25兆8000億円)に達すると予測されている。また企業に温室効果ガスの排出削減を義務付け、排出量取引を認める制度が米国で導入されれば、2020年の取引市場の規模は年間1兆ドル(約108兆円)に迫る世界最大規模になるとの予測。日本は完全に後塵を拝している状況であるが、我々はそこで、インドネシアにおけるジャトロファ栽培用の土地代及びランニングコスト等として必要な1600億円を、日本の銀行及び出資者から基金として集めるため日々邁進している。
インドネシア政府は石油に代る代替燃料としてバイオ燃料事業を強化することを決定した。
政府は税制優遇措置なども導入し、2010年までに燃料消費量の10%をバイオ燃料に置き換える方針。
我々は,ジャトロファが生育するまで約4年間、PFAD、High FFAクルードパームオイルまたパームアシッドオイル等のバイオ燃料を精製し、バイオ燃料の需要が旺盛な諸外国(ドイツ,
イタリア, アメリカ)また国内販売も強化して行う。
��石油資源は日を追って枯渇しており、現在の石油備蓄及び開発速度では、世界中の石油は30年後には全て使い切ってしまう。
��石油価格の変動の波は大きい。
��バイオ燃料はリサイクル可能でクリーンなエネルギーである。
重要なポイントとして、これらはその他の代替エネルギーに比べ商品化を容易に行うことが
できる。
理由は、備蓄や運送において石油で利用した既存の設備等をそのまま使用できるからであ
る。バイオ燃料にはバイオディーゼルと燃料アルコールの二つに分けられる。
��バイオエタノールとは淡黄色の液体で、生物により分解、無毒化することが出来るだけでなく、石油から精製されたディーゼルオイルに比べ排気量は極めてクリーンである。バイオディーゼルは多様な原料を利用して生産できる。例えば大豆油、パーム油、菜種油、向日葵油、ジャトロファ属の油、ピーナッツオイル、コットンオイル、及び廃油や植物油などが原料に含まれる。バイオディーゼルの粘度は石油からのディーゼルオイルに似ており、ディーゼルエンジン(乗用車、トラック、バス、工事設備)、ジェットエンジンや過熱装置などに使用できる。バイオディーゼルはディーゼルオイルとの混合も容易なだけでなく、硫化濃度の極めて低い添加剤とし使用でき、より滑らかさを増します。
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